2020年になり今年の話題はなんといっても東京オリンピックですよね!
まあ中にはいやいや東京オリンピックなんて関係ないよ…
就職活動で忙しくてそんな浮かれてらんないよ…
転職を考えているからオリンピックどころじゃないよ…
という方も少なからずいらっしゃるでしょうね。
世の中いろんな職種がある中で介護士を目指してみようかな?と考えている方も当然いるわけで、それでも介護の仕事になかなか一歩を踏み切れないって方も多いと思います。
介護の仕事に一歩踏み出せない理由といえば給料が安いってことも理由の1つでしょうけど、それよりも自分に介護の仕事なんてできるの?ってのが本音なのかな?って思います。
お年寄りのお世話なんてしたことがないけど介護士として働けるの?
介護の仕事ってけっこうキツイって聞くし…
そこで現役で介護士として働いている私なりの考えを書かせてもらおうかなって思います。
2020年から介護の仕事を始めるのはアリ?ナシ?
2020年になって新しいジャンルの仕事を始めようかなって考えている方も多いと思います。
今年は東京オリンピックもあるし、自分も何か新しいことにチャレンジしよう!って意欲がある方も多いですからね。
そんな中2020年から介護士を目指そう!って方も当然多いのでは?と思います。
介護施設で働こうと考えている方、在宅介護で働こうと考えている方、中にはイヤイヤ雇われるんじゃなくて、自分で施設を立ち上げる!って方も多いでしょう。
でも介護の仕事を始めようかな?いやでも…と、頭の中では介護士のことを意識しつつもまだ一歩踏み出せないという方もいるのではないかと思います。
今から介護士を目指すのってどうなの?って感じでしょうかね。
じゃあ2020年から介護士を目指すのはアリなのか?
それとも介護士なんかより他の業種の仕事を選んだ方がいいのか?
私の考えとしては介護士は2020年からでも全然アリ!です。
全然アリだと考える理由は、やはり今後の高齢化社会が関係しています。
今は介護士ってすごい需要が高いんですよね。
逆に介護士が足りていない状態なんです。
需要と供給のバランスが悪い状態でどこも介護士不足な施設が多いんです。
なので介護士を目指したいと考えている介護初心者の方でもアッサリと受け入れてくれる(就職することができる)介護施設が多いんですよね。
就職活動で何社も面接を受けなければいけないってことは介護の世界ではそうそうないと思いますよw
面接に行って即採用ってのもけっこう聞きますからね。
介護士として経験がないのにお年寄り相手って難しくない?
そんな簡単に就職ができるなら介護士として頑張ろう!ってすぐには考えられないですよね。
介護の仕事で働こうって決意するのに引っかかるのが、自分にお年寄りのお世話なんてできるのかどうか?ですよね。
実際に他人のお世話なんてしたことがないし、排泄の処理なんかホントにできるのかどうか…
おそらくココが一番の悩みのポイントだと思います。
結論から言ってしまうと、すぐに慣れますw
まあ慣れますと一言で言ってしまうと元も子もないのでちょっと説明しますね。
お年寄りのお世話や排泄処理というのは介護士として働くのなら毎日しなければいけないことなんですね。
もちろん最初は戸惑いがあると思いますが、日に日にそれが普通になっていくんです。
極端な話ですが新しい車を買った時と同じような感覚ですかね?
今まで軽自動車しか乗ったことがないのに新車でミニバンを買った時なんか急に車が大きくなったもんだから最初は運転が怖くて仕方ありませんよね?
でも1ヶ月もすれば普通に乗りこなすじゃないですか?
介護の仕事も同じなんですよ。
最初はお年寄りに触れるのも怖いと感じるかもしれませんが、1ヶ月もすれば普通に触れれるようになりますし、排泄処理なんかもごく普通にこなせるようになるんです。
あとお爺ちゃんやお婆ちゃんへの接し方が難しそう…と考える方もいると思いますが、私からしてみれば営業や飲食店なんかのサービス業の方が難しくない?って思うんです。
いろんなお客さんがいますからね。
クレームやら文句やら言われた日にはその日の晩は枕を涙で濡らすことになりますよねw
どんなお客さんに対してもオールマイティな対応を取らなきゃいけないわけですよ。
もし介護施設で働こうかなって思っているのならお客さんはその施設で暮らしているお年寄りです。
そのお年寄りの方々と仲良くすることができれば働きやすい環境になるわけですよね。
それにお爺ちゃんお婆ちゃんというのはくだらないことでも笑ってくれますw
自分にはギャグのセンスがまったくないって思っている方でもお年寄りは笑ってくれる方がけっこういますので、まるで自分に笑いのセンスがあるかのような錯覚さえ覚えますよ 笑
介護士の給料ってやっぱり安い?
介護士として働こうって思う方が悩む理由のもう1つが介護士の待遇面です。
給料が安いって話ですよね。
介護士の給料というのは基本的には介護保険によって賄われているので、施設側も介護士に渡せる給料というのは限度があるんです。
利用者が介護保険を利用する
施設側が介護報酬を受け取る
介護報酬の中から介護士への給料が支払われる
これが介護士の給料の仕組みです。
もちろん施設側は介護報酬の中から運営費等を工面しなければいけませんので、介護報酬全てが介護士に渡せるわけではありません。
例えば介護報酬が100万あったとして運営費等に60万かかったとします。
これで介護士に給料を50万渡すってわけにはいきませんよね。
介護報酬が100万しかないのに運営費と介護士の給料だけで100万をオーバーしてしまっては10万の赤字になるわけですから…。
もちろん実際にはこんな単純な計算ではありませんよ。
介護報酬の中には運営費だけでなく施設としての収入も確保しなければいけませんし、社会保険なんかもかかってきますからね。
なので介護士に多くの給料を渡すことができないといのうが現実なんですよね。
介護士はけっして高い給料がもらえているわけではありませんが、それでも以前と比べると給料はアップしているんですよ。
介護保険ってできてからまだそんな期間がたっていないんですよね。
まだまだ新しい保険なんです。
介護保険は3年に1度内容が見直され、国も高齢化社会に向けて介護士を増やさなければいけないと感じ、介護士の給料をアップさせる働きがあるんですよ。
そのせいもあって介護士の給料は以前と比べるとアップしているのが現実なんです。
2019年の10月には介護士として10年経験がある方を対象に給料をアップさせる動きがありました。
そのことからも今後も介護士の給料に対しては増えてくる可能性があると感じています。
介護施設で働くのに新人が一番苦労しているところとは?
私の施設にも介護未経験の新人がよく来るんですが、一番苦労していると感じている部分はやはり職場環境に馴染めるかどうか?ですかね。
つまり職場の人間関係です。
介護施設で働きやすいかどうかは施設を利用している利用者よりも、働いている職員との人間関係が一番重要なのでは?と感じています。
どの介護施設にも長年働いているスタッフがいます。
私の施設も長く働いている人がたくさんいます。
私もその中の一人ですが…w
そこで馴染めない方というのはやはり退職していく人が多いなぁと感じます。
介護士へ転職をするかどうかを悩んでいる方へ!のまとめ
2020年になり介護の仕事を頑張ろうかどうか迷っている方は1度介護の仕事を経験してみることをオススメします。
働いてみると意外と自分にもできるなぁと感じることができるかもしれませんよ。
中には天職だ!と感じる方もいるかも!?
介護の仕事って世間の評判で汚いとかキツイとか給料安いって言われていますが、実際に働いてみると世間の評判ってあんまりあてにならないってのが現実。
テレビでよく介護士の特集を見たりしますが、まあ偏った編集の仕方だなぁって思う部分が多々ありますよ。
介護の仕事ってちょっと特殊な業種なので実際にやってみないと分からないことが多々あると思うんです。
自分の思い込みや世間の評判だけで判断するのはちょっともったいないのかな?と。
実際に働いてみて、やっぱり自分には合わないと感じたのなら別の業種で働くべきですけど、これから介護で働いてみようかどうかで悩んでいる方がいるのであれば1度介護の仕事を経験してみるのも悪くないんじゃないかなって思います^^